骨粗しょう症の予防と対策においては、運動が重要なかぎとなります。
カルシウムの摂取をはじめとする食生活の改善はもちろんですが、食品から摂取したカルシウムが骨に蓄積するためには運動が不可欠です。適度な運動は、骨の新陳代謝を活発にします。また、筋力を強化することは腰痛予防になりますし、転倒や骨折を予防することにもなります。
しかし、過度の運動はかえって骨量を減らす危険があります。かといって家のなかに閉じこもりっぱなしではもちろん、良いはずがありませんよね? では、「適度な運動」とはどのようなものをどの程度おこなうことをいうのでしょうか?
運動しなくては!と、思うと、かえって精神的な負担になります。力まずに、楽しく継続することを大切に考え、無理のない運動計画をたてましょう。
毎日おこなう「健康のための運動」としては、たとえば、ウォーキングや軽いエアロビクス、水泳、ジョギングを30分程度おこなうといいでしょう。自転車で近所を一回りしてくるのも、気分転換になっていいですよね。
1週間に3回以上、1回30分~1時間くらいおこないたいものです。
ひざが痛い人などは、無理な運動は控えなくてはいけませんが、温水プールを歩くのならば、ひざへの負担を少なく、運動をおこなうことができます。筋力がつき、ひざの痛みを軽減することもできるでしょう。
運動を継続するには、それを生活の一部に習慣化してしまうことです。朝、食事の前にご近所を一回りしながら散歩をする! 駅までは車を使わずに歩く! 寝る前にはストレッチ! ・・・ちょっとした「運動」を積み重ねていくといいですね。
以下に、運動により起こりやすい事故、故障をあげます:
1.骨や関節への過剰な負担
骨が弱り、筋力が衰えているため、急にとまったり、方向転換すると関節に大きな負担がかかります。関節の障害を起こしやすくなります。
2.骨折
筋力が衰え、バランス感覚がかけてくると、安定した姿勢や動作を維持することが難しくなります。転倒しやすくなり、転倒時に手を突いて手首を骨折したり、足首をねじったりすることが多くなります。足の付け根の骨折は、寝たきりになる可能性が大きくなりますので特に注意が必要です。疲労骨折を起こしやすい体質の方もいらっしゃいます。
健康にいいから、とはじめた運動も、やり方を間違えたり、やりすぎては大事故につながります。
自分の身体に相談し、医師にも相談し・・・自分に合った運動プログラムを立てて、無理のない運動を生活に取り入れていきましょう。