★カルシウムの吸収を助ける酢の働き
酢は、昔から健康食品として知られ、新約聖書には、病人に水の代わりに酢を与えたという話があるほどです。
酢には、疲労回復の特効薬といわれるクエン酸をはじめ、酸味のもとになる60種類以上の有機酸が含まれています。また、酢に含まれる、酢酸は、食品中のカルシウムを引き出し、吸収しやすい酢酸カルシウムにする作用があり、骨粗しょう症の予防や改善に効果があります。
骨粗しょう症対策に酢を食生活にうまく利用する方法をご紹介しましょう。
たとえば、アジや秋刀魚、イワシといった青い背の魚は、健康に良いとわかっていても、あの特有の魚の臭みが苦手という方が多くいらっしゃいます。そのよう方は、魚を煮る際に酢を少し加えてみてください。魚の生臭みが消えるだけでなく、骨もやわらかくなり、食べやすくなります。
また、揚げ物に酢をかけると油っぽさが消え、食欲がないときにお勧めです。
ワカサギやアジのマリネは、魚を骨ごと食べることからカルシウムを豊富に摂取できますし、魚のたんぱく質も豊富にとれます。そして酢を用いることでカルシウムを効率よく摂取できることから、優れた「骨粗しょう症対策メニュー」といえますね。
そのほか、りんご酢やワインビネガー(ぶどう酢)などの果実酢は、香りもいいので、野菜ジュースに加えてみてはどうでしょう?
緑黄色野菜にはカルシウムが豊富に含まれています。野菜ジュースにして、果実酢とはちみつを加え、毎朝、コップに1杯! 健康な朝食メニューですね。
★カルシウムの宝庫ひじき
ひじきは、ミネラルの宝庫といわれるほど、カルシウムや鉄が豊富な栄養食品です。
ひじきに含まれるカルシウムは、海藻中トップといわれ、骨粗しょう症対策に最適な食品です。また、鉄分も多く、貧血にも効果があります。
骨粗しょう症と貧血はともに女性に多い病気ですから、ひじきは女性の健康にとって強い見方といえます。
1食分のひじき(乾燥ひじき10グラム)には、カルシウムが140ミリグラム含まれています。これはコップ1杯の牛乳に含まれるカルシウムに匹敵する量です。
乳製品のカルシウムはほかの食品中のカルシウムと比較して吸収が抜群に良いので、骨粗しょう症には欠かせない食品ですが、必要なカルシウムをすべて乳製品からとるのは大変です。いろいろな食品からとっていくことでほかの栄養素のバランスもとれます。
たとえば、こんなひじきメニューはいかがでしょう?
ひじき料理の定番といえば、煮物でしょうか。
骨粗しょう症対策メニューとしてさらにグレードアップさせるには、干しえびと干ししいたけを加えます。干しえびにはもちろん、カルシウムが抜群にたくさん含まれています。そして干ししいたけは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDやエルゴステリンが豊富に含まれています。
そして何よりもこれらからおいしいダシが出ますので、素材そのものとしては味に乏しいひじきをおいしく食べるための強い味方なのです。
さらに、やはりカルシウムを多く含む、大豆製品として、油揚げを細く刻んで加えてもいいですね。油揚げからもおいしいダシが出ますので、一石二鳥です。